千葉市花見川区は、千葉県千葉市の北西部に位置する地域です。中心を流れる花見川にちなんで名付けられ、区内には緑豊かな街や広大な田畑が広がっています。千葉市の花である「大賀ハス」が発見された地としても有名です。

花見川区の主な魅力は、自然を楽しめるスポットが多いことです。花見川沿いには「花見川サイクリングロード」があり、全長12キロメートルのルートを桜の木々に囲まれながら散策やサイクリングが楽しめます。春には桜が見事に咲き誇り、家族連れにも人気のエリアです。
また、歴史ある「子守神社」も地元で親しまれており、特に安産祈願や子受祈願に訪れる方が多くいらっしゃいます。

交通面では、JR総武線や京成電鉄が利用できる「新検見川駅」や「幕張本郷駅」があり、東京や千葉市中心部へのアクセスも良好です。美浜区の「幕張メッセ」や「ZOZOマリンスタジアム」へのバスも出ているので、イベント時にも便利です。
商業施設としては、幕張メッセ周辺の「イオンモール幕張新都心」や「三井アウトレットパーク幕張」といった大型店舗が近隣のエリアに点在しており、買い物には困りません。
また、地元で有名なグルメスポットも充実しており、県外から訪れる方も多い人気店があります。

このように、花見川区は豊かな自然と便利な生活環境が共存する住みやすさが魅力で、千葉市6区の中でも人口が多いエリアです。

花島公園

花見川区のほぼ中央に位置する「花島公園」は、四季折々の豊かな自然が魅力の総合公園で、家族連れやスポーツ愛好家を中心に人気を博しているスポットです。
花見川沿いの自然環境を活かして整備された公園であり、「水ゾーン」、「緑ゾーン」、「コミュニティのふれあいゾーン」の3つのゾーンに分かれています。
公園内には「谷津池」や「中島池」、「噴水池」などの池があり、季節ごとに変わる風景を見ることができ、滝から長さ約200メートルにわたる水が流れる「渓流園」は水遊びを楽しむ人々で賑わっています。
「お花見広場」には、花見川沿いに約400メートルの花畑とおよそ120本の桜並木が広がっており、お花見シーズンには多くの観光客が訪れ混雑しています。
また、体育館や球技場といったスポーツ施設や、ジョギング・ウォーキングコースも充実しており、子供向けの遊具が設置されたエリアもあるので一日中楽しめるスポットです。

子守神社

幕張駅から徒歩でおよそ15分の閑静な住宅街にある「子守(こまもり)神社」は、鎌倉時代には既に存在していたといわれる歴史ある神社で、地元住民を中心に多くの人が訪れています。
本殿は美しいガラス張りで保護されており、外からも彫刻が見えるため、参拝者に神聖で荘厳な雰囲気を提供します。主祭神は奇稲田姫命、素盞嗚尊、大己貴尊で、「子守(こまもり)神社」という名前のとおり「安産子育」のご利益を授かることができ、特に家族の健康や子供の成長を祈願する場として親しまれています。
また、毎年9月に行われる例祭や、下総三山の七年祭りなども有名です。境内には稲荷神社や天神社といった摂末社もあり、見どころ豊富なスポットです。

千葉市ふるさと農園

東関東自動車道の千葉北ICからおよそ5分のところにある「千葉市ふるさと農園」は、街で暮らしながら自然と農業体験を楽しめる貴重な施設です。
田園エリアと都市エリアに分かれており、美しい風景の中で体験農園やわくわく農園といった野菜の育て方を学べて(田園エリア)、「ふるさと館」という建物では千葉県産の新鮮な野菜を購入でき、さらに様々な体験教室や図書館もあります。(都市エリア)
また、千葉市の農業の様子や、情報に関する展示、手ぶらで簡単に楽しめるバーベキュー場のほか、自然と触れ合うワークショップも開催されています。
ふるさと農園では、のんびりとリラックスできる癒しの時間を過ごしながら、農業体験や料理体験をとおして今の暮らしについて考える機会を提案しています。

検見川神社

検見川駅から徒歩でおよそ1分のところにある「検見川神社」は、パワースポットとして多くの参拝客が訪れている神社で、特に「八方除け」や「厄除け」としての御利益で有名です。
検見川の航海安全の守護神としても知られ、約1200年の歴史と伝統を誇る千葉市を代表する神社の一つです。
年間を通して多くの祭事が行われ、特に正月の「八方除祭」や、2月の「節分祭」、夏に開催される「例祭・神幸祭」は多くの地元住民から親しまれている行事です。
広大な境内には美しい自然が広がり、春には桜が咲き誇り、散策に訪れる方も多くいらっしゃいます。
また、デザイン性が高いと人気の御朱印や祈願所があり、遠方から訪れる参拝者も多いです。結婚式にも利用され、厳かな雰囲気の中で挙式が執り行われています。

昆陽神社

サツマイモ栽培を普及させたことで有名な青木昆陽を祀る「昆陽神社」は、京成幕張駅から徒歩およそ1分のところにあります。
青木昆陽は飢饉の救済に大いに貢献した人物で、「芋神様」として信仰されています。サツマイモの試作地として知られる幕張村での成功を顕彰するために建てられました。お芋が好きな方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか？また同じ敷地には火の神様を祀る「秋葉神社」があります。
専用駐車場はありませんが、周辺には有料の時間貸し駐車場もありますので便利です。訪れる際は事前にチェックしておきましょう。

花見川サイクリングロード

花見川沿いを海に向かっていく全長12.9キロメートルの歩行者自転車専用道路「花見川サイクリングロード」は、サイクリング初心者からベテランまで楽しめるルートです。
コースはほぼ平坦で、路面も整備されているため安全に走行でき、周囲に自然が豊富で四季折々の風景を楽しめます。特に春には花見川千本桜緑地の美しい桜が見どころです。
さらに、途中にはランナーや自転車乗りから愛されている地元の美味しい飲食店も点在しており、サイクリングの合間に立ち寄ることもおすすめです。
近隣の駐車場に車を停めて、サイクリングを楽しむという方も多くいらっしゃいます。
ただし、自転車に乗る際は事故防止のためスピードの出し過ぎには注意し、必ずヘルメットを着用するなど、利用ルールをきちんと守りましょう。

横戸房の駅

千葉北ICから車でおよそ15分、国道16号沿いにある「横戸房の駅」は、千葉県内に6つある「房の駅」の一つとなっており、千葉県の名産品や農作物を販売している地域密着型の観光施設です。ここでは、地元で収穫された新鮮な野菜や特産品を手に入れることができ、地域ならではの味を手軽に楽しむことができます。
特におすすめなのが落花生で、加工したお菓子の種類も数多く販売されています。海の幸や山の幸も豊富です。またレシピのアイディア集も展示されているので、迷うことなくお好みの食材を選ぶことができます。千葉の特産品ならば、たいていのものが見つけられるので、お歳暮や年末年始のショッピングにもおすすめです。
また様々なイベントも開催されており、駐車場も大型なので観光に最適です。

このように、千葉市花見川区には人気の観光スポットが充実していますので、周辺を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。