supportポンプの基礎知識

井戸ポンプ据付および運転要領1(芯出し基準)

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ポンプとモータの直結

ポンプとモータの軸芯が不一致ですと、いろいろな故障の原因となります。従って、直結に際し、次の事項を特にご注意ください。

1)ポンプとモータの軸継手センター(中芯)が直線状にあること。

ポンプとモータの軸継手センター

2)直線状にない場合は次の要領で芯出しを行ってください。

芯出し箇所

軸継手の軸芯の振れ(A)と面の振れ(B)を測定し、下記の基準値であれば良好です。

軸継手の軸芯

基準値

基準値

測定方法

軸芯の振れ

1)右の図のようにマグネット付ダイヤルゲージを軸継手にセットしてください。
2)ダイヤルゲージの指針を0にし、軸継手をセットしてください。
3)振れ

軸芯の振れ

マグネット付ダイヤルゲージ

面の振れ

1)テーパーゲージ又は、スキマゲージで下記の図のようにC₁、C₂を測定してください。
2)C₂-C₂が、基準値以内であれば良好です。

面の振れ

調節方法

1)測定結果が基準値を超えていれば、モータの取付ボルトを緩め基準値以内になるようシムを追加する等し、芯出し調整下さい。

2)芯出し調節後は、再びモータの取付ボルトを完全に締付けてください。

芯出しの調節が不能の場合次の要因が考えられます。

1)ポンプ基礎面の仕上げに問題がある。

2)ポンプ吸い込み側配管の支持部等に問題がある。

3)ポンプ吐き出し側配管の支持部等に問題がある。など

モータには、停止中と運転中では、回転子の軸方向位置が変わるものが多いため、停止中のポンプとモータの軸継手のすきまは3mm程度となります。
また、バランスジクス付の多段ポンプの場合には、ジスクの摩耗によりすきまが減少する場合があるから、これを見込んだすきまをとってください。

ポンプの据付(図は一例です)

陸上用ポンプ

ポンプ本体の据付

押込形と吸込形

水中ポンプ

清水用

清水用 水中ポンプ

排水用

排水用 水中ポンプ

ポンプの運転要領

1)据付完了後の始動運転には、軸継手用ボルト、又はベルトを外し、モータのみで回転方向と運転状態を確かめます。

2)軸受け、その他の注油部に、所定量を注油します。

3)呼水を充分にします。(水中ポンプは不要)フート弁のあるポンプは、エアーロックを開き、呼水ジョウゴより注水し、給水管とポンプ本体に満水すると同時に漏水の有無を点検ください。真空ポンプで呼水する場合は、ポンプ吐出口のバルブを閉じて満水にします。

4)ポンプの運転前に、吐出口側スルース弁を、タービン、うず巻ポンプでは閉じておく。カスケードポンプ、ギヤロータリーポンプは開けておいてください。

5)手で軽く回してから、当たりのないことを確かめ、モータの運転を始めてください。

6)グランド部よりは、常に少量の水が滴下する程度に軽く締めておく。(メカニカシールを使用した場合は漏水はない。)グランドの取り扱いについては「ポンプ据付および運転要領2 グランドパッキン」の取り扱いを参照ください。

7)運転中は、圧力、吐出量、軸受温度、音響、振動等に注意して不良個所の早期発見に努めて下さい。

吸水管の接続が不完全

圧力スイッチのあるポンプは、水栓を開閉して、スイッチの動作を調べる。圧力が上昇してポンプの回転が停まった時、配管や水栓から水が漏れていないか、よく調べてください。
水栓の出口を水中に浸して水を出した場合、泡が混ざって出るのは吸水管の接続が不完全で、空気を吸い込んでいる証拠です。(上記の図を参照)
又、水中に砂が混ざっていないか調べる必要があります。

8)ポンプを停止する前に、吐出口バルブを、うず巻、タービンポンプでは閉じ、その他のものは開いたままで停止してください。(ただし、自動運転のものは完全に開いておいてよい。)

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